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2021年11月15日 18:29
こんにちはENGI MAG編集部です。
爬虫類飼育では、必須とされる器具以外にも、あった方がいいもの、あると格段に便利なものなどが様々あります。
それら全部を専門店で揃えようと思うと、それなりにお金がかかってしまうもの。
そこで注目したいのが、100円ショップです。
ダイソーやセリア、キャン★ドゥなど大型の100円ショップに行くと、「あれ?これって爬虫類飼育で使えるんじゃない?」というグッズがちらほら。
ここでは、私が個人的に感動した100均グッズをご紹介します!
まずはなんといってもコレ、加圧式霧吹きです!
霧吹きというと、トリガーを引いてシュ~ッと霧が出てくるタイプが一般的ですよね。
加圧式というのは、ピストンを押したり引いたりしてボトルの中に空気圧をため、その圧力で霧を出す仕組みのものです。
水鉄砲でも似たような仕組みのものがありますね。
多湿を好むタイプの生き物を飼っている場合は毎日霧吹きが必要になりますし、アガマ(エリマキトカゲなど、アガマ科に属するトカゲ類の総称)やヤモリなど、一部のトカゲは霧吹きでの水やりが不可欠です。
加圧式の霧吹きは長時間使用しても手が疲れず、安定的に霧を出すことができます。
しかも、圧力を利用するのでトリガー式よりも強力で大量の霧吹きが可能です。
園芸屋さんでは時折見かけるのですが、わりと特殊な道具だと思います。
その加圧式霧吹きが、なんと100円ショップで売られていました!
しかも、ペットボトルに装着して使うようにできています。
このため、好きなサイズのペットボトルと組み合わせて使用することができ、汚れてきたらボトル部分だけ捨てることもできます。個人的には、これは画期的な商品です!
透明なプラスチックでできた、いわゆる虫かごです。
これも、爬虫類飼育の世界では非常に重宝します。
もちろん、樹上性のカエルやヤモリなど、小型種ではそのまま飼育容器として使うこともありますし、掃除をするために一時的に入れておく容器としても使います。
他にも、具合の悪い個体を隔離したり、繁殖して生まれた子どもを入れておく場所として使ったり、さらにはコオロギなどの餌昆虫を保管するためにも・・・と、本当に使用する場面の多い道具です。
雑に扱ってしまう場面も多くどんどん劣化してしまうのですが、なんとこのプラケースが100円で手に入ります!
さすがに幅20センチくらいの中型プラケは100円ではなく、300円とか500円くらいしますが、一番小さいサイズのプラケースが100円で買えるだけでもありがたい話です。
100円ショップに買い物に行くたびにいくつか買い足すようにしているので、我が家では常時20個ほどのプラケースが常備されています。
爬虫類を飼っていて意外と出番の多いもののひとつが、タッパーです。
一番よくある使い方としては、水容器(水入れ)ではないでしょうか。
四角いタッパーであればケージのコーナー部分に置きやすく、安定しているのでひっくり返される心配があまりありません。
サイズも豊富なので、飼育する生き物に合わせたものを選んで使うことができます。
水を入れて使うためどうしても汚れが落ちなくなるのですが、100円なので気兼ねなく使い捨てができるのも嬉しいポイントです。
応用編として、フタをしたタッパーの側面や天井部分に生き物が通れるくらいの穴を空け、中にミズゴケ(水苔)を詰めると、適度な湿り気を保ちつつ隠れ家としても機能するウェットシェルターを作ることができます。
ミズゴケではなくそのまま水を入れても、水入れ兼シェルターとしての機能を発揮する優れものです。
これはそのまま商品名なんですが、洗面台やお風呂場の鏡につく水滴跡、いわゆるウロコをこすり落とすためのスポンジクリーナーです。
水場の鏡に水滴の跡がつくのは、水に含まれているカルシウムなどが、水が蒸発したあとにくっついて残ってしまうことが原因です。
この汚れはかなり頑固で、最近流行りのメラミンスポンジでも落とせません。そこで、このクリーナーの出番です。
人工ダイヤモンドが含まれていて、鏡にくっついたウロコ汚れをごしごし落としてくれます。
これがなにで爬虫類飼育で役に立つのかというと、ケージの掃除でその威力を発揮してくれます。
爬虫類を飼っているケージのガラス面、本当によく汚れます。
多くの種類で、ケージ内に霧吹きで水を撒くため、ガラス面に水滴が大量についてしまいます。
乾かないうちにふき取ってしまえばいいのですが、そのままにして干からびさせてしまい、気付けばガラス面が細かなウロコ汚れだらけ、ということがよくあるのです。
また、ヤモリを飼っているとガラス面にフンやおしっこをつけてしまい、白い汚れとして残ってしまいます。
これも、普通のスポンジやメラミンスポンジではなかなか落ちません。
これらの汚れが、ダイヤモンドうろこ取りを使えばわりと簡単に落とすことができます。
使い方としては、
①ガラス面を霧吹きでたっぷり濡らしてから
②ダイヤモンドうろこ取りでしっかりとこすり
③もう一度洗い流すようにして霧吹きをかけてから
④乾いた布やペーパータオルでふき取る
これだけです。
この撮影のためにささっと拭いただけですが、それでもこれだけキレイになりました!
画像はイメージです
爬虫類は温度や湿度の管理が必要な種類も多いので、温湿度計も重宝します。
ただし、金額の高い温湿度計と比べると100均の温湿度計は温度や湿度がアバウトだったり、耐久性もそこまで高くないものも多いので、あくまで目安として使用する、もしくはサブ的に使用することをオススメします。
今回は、私が個人的に100円ショップで見つけて愛用しているグッズを紹介しました。
ぜひ、だまされたと思って使ってみてくださいね。
他にも、アイデア次第で使えるものがたくさん見つかると思うので、一度100円ショップへ足を運んでみましょう。
それではまた!