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2021年06月28日 01:38
こんにちはENGI MAG編集部です!
今回は、Adobe Premiere Pro(プレミアプロ)CCで動画を編集している多くの方が一度は経験したことがあるのではないかと思われる、タイムライン上に写真や動画素材を流し込む際にファイル名順に並ばず、思ったとおりの順番にできない場合の対処法についてご紹介したいと思います。
(Macでの対処法ですが、Windowsも操作方法は同じだと思います)
何点かの素材くらいであれば自分で並び替えればいいので大した手間ではありませんが、大量に素材がある場合、手作業での並び替えはかなり骨が折れますので是非ご覧ください。
まずどういった現象かをご説明しますと、以下画像のように本来「〜58.MOV」「〜59.MOV」「〜60.MOV」と撮影した順番に素材を並べたいのに、タイムラインにドラッグ・アンド・ドロップするとめちゃくちゃな順番に並んでしまう、という現象です。
(MP4やJPG、PNGなどの各種画像・動画素材も同様の現象が起こります)
Finderからタイムラインに直接ドラッグ・アンド・ドロップしても、プロジェクトパネルに素材を入れてからタイムラインにドラッグ・アンド・ドロップしても変な順番になってしまいます。
本来流し込みたい順番にファイルを並び替えた状態(大抵の撮影機材はファイル名=撮影順だと思いますのでそのように並び替えます)でドラッグ・アンド・ドロップすれば素材の順番通りになりますが、まれにこうなってしまうことがあります。
こうなってしまった場合の解決方法は単純です。
まずプロジェクトパネルに素材をドラッグ・アンド・ドロップします。
(既に流し込んである場合はこの操作は不要です)
次に、一番目に持っていきたい素材を選択して、流し込みたい素材を全て選択してください。
(プロジェクトパネル上の順番が目的の並び順でない場合はまずそのように並び替えてから選択します)
※最初の素材が選択された状態で、最後の素材を「Shift(キーボードの上矢印「↑」マーク)+クリック」するとまとめて選択できます。
要するにPremire Pro CC側に「この順番で流し込みたいんです、この順番で選択しましたからね!」と教えてあげる形です。
その状態でタイムラインにドラッグ・アンド・ドロップすると、綺麗にファイル名順に素材が並び、バッチリ解決します!
ちなみに一度解決すると同じ素材を直接流し込んでもファイル名順に並びます。
(なので何かしらのバグなのかも。)
撮影機器が違う場合など何かしらの理由でファイル名自体が連番になっていない場合、Finderで撮影日時順に連番をつけることが可能です。
「〜001.png」「〜002.png」のようにファイル名の後ろに数字をつけることも可能ですが、元のファイル名がバラバラである場合はプロジェクトパネル上でうまく並びませんので、今回は頭に連番をつけます。
まず変更日順を昇順(古い日時が一番上になる順)で並び替えます。
名前を変えたいファイルをすべて選択し、右クリック(もしくはcontrol+クリック)し、「◯◯項目の名前を変更」を選択します。
設定画面の説明の前に、1からの連番にすると間に他の素材が入る場合があるので、今回は開始番号を「50001」など、かぶらない適当な大きい数字にします。
(「50000」など0からはじまる数字にはしないようにご注意ください)
以下のように設定し、「名前を変更」ボタンをクリックすると、ファイル名に連番がつきます。
(カスタムフォーマットは空欄にします)
連番がついた状態であれば前項の手順でタイムラインに撮影日時順で流し込めるようになります。
動画編集者の皆さまの問題が解決したことを祈っております。
それではまた!