新宿区のトータルクリエイティブオフィス えんぎ株式会社 / ENGI Inc.

今さら聞けない『サムネイル』と『アイキャッチ』の違いとは?

2020年06月25日 14:47

 

こんにちは、ENGI MAG編集部です!

 

YouTubeやWordPress、ブログなどをやられている方、あるいは放送・映像関係者のみなさまはサムネイルやアイキャッチという言葉をよく使われるのではないでしょうか?

どちらもユーザーの目を引くためのものですが、結論から言うと使い方も人によってまちまちなので話す相手によって使い分けが必要かなと思っています。

 



サムネイル(極稀にサムネールとも)

まず語源のお話をすると、サムネイルは英語表記で“thumbnail”、直訳すると

thumb(親指の)nail(爪)

『親指の爪のように小さく簡潔』という意味合いでサムネイルと使われるようになったそうです。

 

「それなら小指の爪の方が小さくね…?」という気もしますがそうなると

little finger nail

で長いし、形もなんかイメージと違うし、みたいなことかもしれません。

 

またサムネイルは略称として『サムネ』と言われることも多く、YouTubeが浸透した昨今ではサムネで伝わることも多いので、筆者の場合サムネと略すことも多いです。

 

サムネイルのサンプル

 

要は簡潔に内容を表したものなのですが、例えばYouTubeで『YouTuber』と調べると上記のように画像とタイトル、動画の概要などが並びますが、この

内容を簡潔に説明している画像

こそがサムネイルです。

ブログなどでも記事一覧で画像が表示されているときは同じくサムネイルと呼ばれます。

 

後述いたしますが、一覧の画像でもサムネイルとは呼ばず、アイキャッチが縮小された画像のことをサムネイルと呼ぶ場合もあるのでご注意ください。

 

アイキャッチ

アイキャッチ(eyecatch または eye-catch)は実は和製英語なのですが、

eye(目を) catch(掴む)

で、まさにユーザーの目を掴む、奪う、キャッチするためのもの、という意味で使われます。
(ちなみに英語だと“featured image”などと呼ばれるそうです)

 

例えばアニメなどのCM直前や直後に番組タイトルが出てデフォルメ化されたキャラがちょっと動いて…みたいな短いカット、皆様一度は見たことあるかと思いますが、あれもアイキャッチです。

CM前の「CMのあと衝撃の結末が…!」みたいなのも広義で言えばアイキャッチと言えると思います。
まぁそっちはアイキャッチというかハートキャッチ、ブレインキャッチの方が合いそうですが(そんな言葉はありません、多分)。

 

アイキャッチのサンプル

 

あるいはサムネイルと同様、ブログなどで記事一覧が表示される際タイトルの文字だけが並ぶとユーザーが求めている情報に辿り着きにくいので、上記画像のように記事の内容に関連した画像も一緒に表示して、探しやすくすることが多いのですが、これもアイキャッチと呼びます。

WordPressでは『アイキャッチ画像』を設定する項目がありますが、こういった画像を表示する場合はここから引っ張ってくることが多いです。(毎回設定しなくて済むよう、記事の最初の画像を自動で引っ張ってくることもありますが)

 

アイキャッチとサムネイルのサンプル

 

また、WordPressにおいては上記のように記事のメインビジュアルや一覧の大きい画像を「アイキャッチ」サイドバーなどでアイキャッチ画像を縮小して表示したものを「サムネイル」と呼ぶこともありますので、例えばWEB制作をする際は相手と認識を一致させる必要があるかもしれません。

 

ただ個人的にはアイキャッチは和製英語ですし、アイキャッチありきでそれを縮小したものがサムネイル、というのは違和感があるのでわりとWEB開発者と話す時(特にWordPressに関する話をしている時)以外は全部サムネって言っちゃいます。
(そもそもWordPress自体はアメリカ合衆国のマット・マレンウェッグ氏が開発したものなので、日本語版WordPressで和製英語が正式に使われているのは不思議だったりするんですけどね。)

 

OGP(Open Graph Protocol)

番外編として、OGPについても簡単にご説明させていただきます!
OGPは“Open Graph  Protocol(オープン・グラフ・プロトコル)”の略称で、読み方はオージーピーです。

OGPは上記のようなもので、WEBページだったりブログの記事などをSNSやLINEでシェアされた際、サムネイルやアイキャッチと同じくタイトルのテキストだけだとわかりにくいので、直感的に内容を把握してもらうための画像です。

 

最近はSNSでもLINEでも自動で画像を引っ張って表示される場合も多いですが、設定していないとタイトルだけになったり、意図しない画像がOGPになってしまうこともありますので、WordPressをお使いの場合はAll in One SEOなどで適宜設定してあげるといいかと思います。
(ちなみにLINEなどで一度表示されたOGPは、OGPを変更しても自動でキャッシュクリアされるまでしばらく時間がかかるためご注意ください)

 

All in One SEOでOGP画像を設定する方法や、WordPressを使っていないサイトでhtmlにOGP設定を書き込む場合の方法はいずれご紹介したいと思います。

 

まとめ

個人的には厳密に、ここではサムネイルと使われて、ここではアイキャッチと使われる、という線引きはないように思いますが、公式の呼び方としてYouTubeではサムネイル、WordPressではアイキャッチを用いている(用いていると言うより機能の名称がそうなっている)のでふんわり分かれているのかなーくらいのイメージです。

ただし先述のアイキャッチが縮小表示されたものをサムネイルと呼ぶこともありますので、場合によっては相手が「今この画像のことをアイキャッチって言っていそうだな」等々の判断が必要になってくるかと思います。

 

それではまた!

 



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