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2022年01月07日 17:51
こんにちは、ENGI MAG編集部です!
ひとり旅、ひとりカラオケ、ひとり焼肉…と、昨今「ひとり〇〇」という言葉を目にすることも珍しくなくなってきました。
加えてコロナ禍で大人数で集まることが難しくなった結果、おひとりさまブーム(というよりもはや文化?)には、一層拍車がかかっているように思います。
バーベキュー(BBQ)も例外ではなく、みんなとワイワイやるだけがバーベキューではありません。
一人で気軽に、好きな時間に好きなように楽しむことができるのも、バーベキューの魅力の一つなのです。
特に、秋から冬にかけては実はひとりバーベキューにぴったりの季節なので、今回はオススメの理由と併せて「ひとりバーベキュー(ソロバーベキュー)」のアレコレについて詳しくご紹介してまいります!
目次
この記事を読んでいただいている皆さまの中には、アウトドア初心者の方も多いのではないかと思います。
春~夏のBBQサイトやキャンプ場・キャンプサイトは、いろいろなお客さんでにぎやかです。(キャンプサイトとは、キャンプ場でテントなどを張るスペースのことです)
それはそれで楽しいのですが、大学のサークル仲間でどんちゃん騒ぎをしている集団や、デイキャンプに来ている子供連れなど、自分が一人で来ているとちょっと落ち着かないな、という感じも否めません。
一方、秋~冬にかけては、BBQサイトは閉鎖期間に入っていることが多いものの、多くのキャンプ場は通常営業しています。
(通年営業していないキャンプ場も中にはありますが)
そういうところに来ている人はだいたい、ある程度アウトドアに慣れている人で、かつ一人で静かに過ごすのが好きな人です。
もしあなたがアウトドア初心者だったとしても、そういうところに行ってしまえばなんとなくアウトドアの達人っぽい気分が味わえますし、のんびりとひとりバーベキューを満喫できます。
火のつけ方がわからないなど困ったときも、キャンプ場の人は手が空いている分、ていねいに対応してくれるはずです。
また、秋冬は虫が少なく、快適に過ごすことができます。
テント泊にはちょっと寒いのですが、昼間にBBQだけやって、夕方には撤収するスケジュールならぴったりです。
(夕方に撤収する場合も秋冬は一気に冷え込むこともありますので、できるだけダウンジャケットなどの防寒具は忘れずに持っていきましょう。 )
自分が行けるところにあるキャンプ場を探して予約したら、道具や食材を用意します。
(道具については記事の最後にまとめておきました)
道具を一式すべて貸し出してくれるところも多いので、キャンプギアを持っていない人は道具の貸し出しをしているキャンプ場を選びましょう。
食材をセット売りしてくれるところもありますが、せっかく一人で楽しむのなら、自分が焼きたいものをスーパーなどで購入して持っていく方が楽しいかと思います。
また、ひとりバーベキューでは自分以外に火の番をしてくれる人がいません。
一度火を起こしたら出かけられないので、食材を含めた必要なものは全て、道中のスーパーなどで買い物を済ませておきます。
ついつい買いすぎてしまったり、物足りなくなったりするものですが、これは経験を積むしかありません。
どちらかと言うと足りなくなる方が満喫しにくいかと思いますので、1回目は1人前より少し多いかなくらいという量を購入して、キャンプ場に着いたら食材を広げて写真を撮っておくと次回の参考になるのでオススメです。
食べる量は人それぞれなのであくまで参考までにですが、一応の目安として、例えばお店で食べるステーキや焼き肉であれば成人男性で300g、成人女性やお子様で200g程度を選ばれることも多いですよね。(上記のお写真だと500g以上はありそうですが。)
バーベキューの場合ご飯は炊かないことも多いですが、その分そこに野菜や飲み物などが加わるので、成人男性は300g、成人女性は200gをお肉の量の基準にして、他の食材を足し引きしてどのくらい食べられそうかを考えると一人前の目安となります。
また食材に関しては基本的には好きなものを好きなように焼いて食べればいいのですが、道具や調味料でこれがあるとひと味違う!という私のオススメがあります。
それは、アルミホイルと古新聞、バターと味付き塩コショウです。
どんな根菜も、濡らした新聞紙とアルミホイルでくるみ、焼き上がりにバターを乗せると信じられないくらいおいしく食べられます。試してみてくださいね。
また、肉や魚はアレコレとタレを用意しなくても、味付き塩コショウだけでも充分美味しく食べられます。
最近では、完全に一人で使うためだけのポケットサイズのコンロが市販されていて、実は私も少し前に親戚が譲ってくれたソロキャンプ用のコンロを持っています。
袋から取り出して組み立てると、こんな感じです。
他にも、七輪もひとりバーベキューにはオススメです。
一人用コンロや七輪なら、自宅の庭やベランダでもひとりバーベキューを楽しむことができます。
(くれぐれも周りに迷惑のかからない環境でお願いいたします)
というわけで、休日を利用して自宅の軒先でやってみました!
着火用に段ボール紙と割り箸を何本か燃やして…
炭に火を移します。
私が使ったコンロの場合、炭置台から焼き網までが少し遠く、炭を積み上げないと景気よく肉を焼ける感じになりませんでした。
さぁ、ここまでくればあとは焼いて食べるだけ!
誰も見ていないし、自分の好きなペースで焼いて食べます。
バーベキューコンロが小さい分、温度が下がりやすく、何度も炭を吹いて火力を強くしてやらないといけないのですが、かえって退屈せずに楽しめます。
食べ終わった後も、しばらく火を眺めながらちょこちょこ炭をいじっている時間は至福です。
自宅なら、キャンプサイトと違って時間を気にせず楽しむことができますよ!
バーベキューが終わったあとは、きちんと後処理をします。
一番重要なのは炭の処理で、多くの場合はまだ燃えている炭を処理することになります。
庭やベランダの場合はスチール製のバケツに水を張っておき、そこに炭を入れて処理するといいでしょう。
※「水を使わずとも時間が経てば自然に消えるでしょ」と考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、火事の危険性がありますので、バーベキューが終わりましたら速やかに火を消しましょう。
コンロも高温になっているので、コンロをもって炭を移動させるのは危険です。
スチール製のトングを使いましょう。
念のため、炭は1時間程度水に入れておいたほうが安心です。
完全に鎮火した後は、燃えるごみとして処分できます。
オガ炭や備長炭であれば再利用できますので、次回のために取っておいても良いかもしれません。
注意点として、炭は炭素であるため、土には還りません。
元々は木であるため、炭は埋めれば土に還ると思われがちですが、炭素になると自然には分解されません。
バーベキュー場はもちろん、ご自宅であっても絶対に炭を土に捨てない・埋めないようお願いいたします。
使用後のコンロは水と洗剤でよく洗い、乾かしておきます。
どうしても、加熱による変色は避けられませんが、使い込んでいくうちにそれもまた「味」になっていくはずです。
また、コンロが熱い内に水をかけると変形したり破損する恐れがありますので、こちらも注意が必要です。
改めて、ひとりバーベキューに一般的に必要なものや、あると便利なものをまとめておきました。
その他、何度か行くと自分のスタイルに必要なものが見えてくるかと思いますので、多少の失敗や過不足は必ずあると思って楽しんでいただければと思います。
キャンプ場やご自宅の庭やベランダの他、火を扱える場所であれば、海辺や川辺、グランピングスポットなどでもひとりバーベキューを楽しむことができます。
まったく自分でBBQをしたことがない方は、まずはキャンプ場を利用して、道具を借りてやってみるといいでしょう。
ある程度火や炭の扱いに慣れてきたら、ポケットコンロや七輪を使った自宅でのひとりバーベキューにチャレンジしてみるのもいいと思います。
火災にだけ注意すれば、とても楽しいアウトドアアクティビティとなりますよ!
それではまた!
執筆・撮影:GJ
編集:端希(はしき)